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【キンプリ】自作応援グッズってあり?なし?【自作プリズムウォッチ問題】

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自作プリズムウォッチについてTwitterの方で物議を醸しているのを目にしました。

応援上映という特殊な文化が存在するジャンル特有の事情と、公式グッズの自作という一般的には危ういものとされているファン活動。人によってどちらの視点から言及しているかが違うため、自作プリズムウォッチに対しても各々の主張が噛み合っていないように感じました。
どちらもファンの良識とモラルで成立している文化ですし、楽しませてもらっているオタクの一人としては、目を背けずに意識したい問題です。

少しでも引っかかりを感じた方は一緒に考えてくれると嬉しいな。

公開前から一連の流れを見てきた者の一人として、個人的な見解を述べていきます。できるだけ言葉を選んで書くようにしますが、適切ではない表現が含まれている可能性があることをご承知おきください。

・今後も類似の問題が起きる可能性を考え、SNSと違い流れる心配がないブログに書き残しておきます。
・キンプリという特殊な村にこれから来る人がこの記事に辿り着いたとき、何かの役に立てば幸いです。

まずは結論から。

応援上映のレギュレーション的には白、自作グッズとしては黒、ファン活動としてはグレー

あくまでも私個人の意見ですが、このように考えております。以下で詳しく説明していきます。

目次

自作プリズムウォッチの発端

2024年7月頃、グッズ付き前売り券としてセプテントリオンのプリズムウォッチが発売されました。数日で完売した劇場が多く、ネットで再販されたものの瞬殺。売り切れで買えなかった人や、オバレやシュワロのウォッチが欲しい人が作り始めたのが始まりだと記憶しています。

その後、4DX版専用のグッズ付き前売り券としてオバレとシュワロのウォッチが発売されました。しかし在庫極少数につき、初日で完売続出。需要と供給が全く釣り合っていない。前回以上の阿鼻叫喚。私は初日の朝に買いに行ったら最寄りの在庫が各3しかなかったらしく負けました。

そのため、「買えないなら作る」人々が現れました。体感ですが、その盛り上がりはセプテントリオンの時以上。それだけ買えなかった人が多いのか、公開後で人口が増えて話題になりやすいのか……。

そして、自作のためのノウハウを共有する人素材の配布をする人が現れ、「一線を越えているのでは?」と懸念する声が上がりはじめ、学級会状態に。←イマココ

個人的な意見ではありますが、ひっそりと自作して楽しむだけならファン活動の範疇だと思います。二次創作と同じく、本来はアウトだけどよほどのことがなければ公式も見逃してくれるだろう……程度のグレーかな、という認識でいます。

公式グッズを模して自作することの問題点

流れが掴めたところで、今回の件が問題視される理由について整理していきます。

・公式が販売しているグッズを自作で代用しているのがまずい
→権利的にも、公式の利益を阻害しかねない点でもタブー
・作り方や自作素材の共有、製作の代行(頒布)を堂々と行うのはその範疇を越えている
→二次創作と同じくひっそり楽しむべきではないか?

今回の懸念点をざっくり挙げるとこんな感じでしょうか。

なんとなく許される空気になっている理由としては、

・買いたくても買えなかった人が多い
・再販があったら買う意思のある人がほとんど
・自作のペンライト等、工作も文化の一つとして定着しているため自作に抵抗がない
・良くも悪くも小さな村のためオタクの統率が取れている

……辺りでしょうか。公式グッズを自作して代用するというかなり危ないことが流行っている、と捉えなおす必要があると思います。
私は他界隈にて、「公式グッズは高いので自作した方が安い」と作り方がシェアされて当然のように受け入れられていることにゾッとした経験があります。これがアウトなのは明白ですよね。

公式に迷惑をかける恐れがあるものが深く考えず歓迎されてしまう……。そんな界隈の自浄作用の無さを察して苦言を呈している方も見受けられました。個人的にはこれにも危機感を覚えています。応援上映で発生するオタクのゆるやかな繋がりによって盛り上がっているこの界隈において、

界隈のオタクが好きになれないから降りる

こういう人はできるだけ出したくありません。再起を図って公式とオタクが踏ん張っている今だからこそ、エリートの印象が悪くなるような振る舞いは避けるべきだと思います。キンドラで新規や出戻りが増えたこともあり、今後ますます「内輪のノリだから許される」という甘い認識は通用しなくなっていくはずです。

『キンプリ』における自作応援グッズの扱い

他作品の応援上映も参加してきた私から見ると、『キンプリ』シリーズの応援上映は類似のイベント上映の中でも自由度が高い印象があります。

応援グッズに関する公式のルールだと、30㎝を超えるもの鑑賞の妨げになるもの鳴り物はNGとなっているはずです。(イベント時や劇場によっては特殊レギュレーションも存在します)

公式グッズ以外の持ち込み自体はOK。他ジャンルのライブグッズやパーティーグッズの使用もルール違反じゃなければ歓迎される稀有な村ですね。改造ペンライトや自作応援グッズ(うちわ等)も昔からあります。

つまり、“応援上映のルール上は”プリズムウォッチを自作しても問題ない、ということになります。もちろん今後、公式がルールを変更する可能性はありますし、その際は従うべきですが。

キンプリは応援上映の力で伸びた作品です。こうしたファンの創意工夫が盛り上がりの一端を担ってきたのは間違いないと思います。応援上映文化を受け入れられないってなるとこの村向いてないかも……。
そのため、劇場側も応援グッズの貸出や手作りの装飾等でこうした流れに乗っています。公式は黙認してくれていることも多いはずですが、問題が生じればアナウンスがあるはずです。

今回の件は発売されたばかりの公式グッズを自作で代用するという怒られてもおかしくない件であるうえ、公式凸した人がいるという噂もあるので、公式が動く可能性もあると思います。

最後に

今回の件において、やらかした人を過剰に叩いたり、問題提起した人に対してお気持ちで言い返すポストを何件か見ました。正義感はいじめを正当化していい理由にはなりません。
そして、「楽しい気持ちに水を差された」と感情的になるのもわかりますが、公式に迷惑をかける恐れがあるものに対する指摘その場の感情で排除してしまうのは危険だと思います。
互いに認識をすり合わせていく過程で衝突もあるでしょうが、できるだけ建設的な方向に話を持っていくべきです。

みんなで作っていくのが応援上映。そこから派生した特殊な文化も楽しさのひとつです。
ですが、「この界隈は特殊だから」で済ませず、認識をアップデートしていくことも大事なことではないでしょうか。お互いの良い応援を取り入れて広めているエリートなら、こういうのも前向きに考えていけると私は信じています。

キンプリという作品の面白さと同時に、ファンの間で発生した文化も面白がっているオタクの一人としては、良識やモラルを向上させつつ、愛にあふれた独自文化がより良い形で残ってくれることを願っています。

そして、最後に。

プリズムウォッチ、再販して!!!!!公式~~~~~~~~~!!!!
(ぶっちゃけ今回の件で公式に言っていいの、プリズムウォッチの再販要望だけだろ)

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