また『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』の応援上映が開催されるとのことで、2/16に行われた舞台挨拶付き応援上映の覚え書きです。北関東のライビュ会場での参加になります。
『軍師』を観るのは5回目くらいなのですが、忍たまファンの愛ある声援や笑い声を聞きながら鑑賞できてよかったです。
ジャンル外のオタクがお邪魔しました!
年明けから様々な作品で開催されており、なにかと話題に上がることも多かった応援上映。忍たまに限った話ではありませんが、民度が悪かった……等の愚痴も多く見かけていたため、不安がなかったと言ったら嘘になります。しかし、今回はとても統率が取れていたように感じました。個人的な見解ですが、本編上映前に舞台挨拶を行ったことで、会場があったまっていたことと、声援の方向性が定まったことが大きいと思います。
舞台挨拶の個人的な感想
公式でレポートが上がっているため、詳しい内容はそちらをチェックしてください。
以下は舞台挨拶をライビュで観た者による個人的な感想です。
まず、キャストの皆さんはどう応援する?って話題を振ってくれたおかげで、応援前のウォーミングアップができたことに感謝を述べたいです。応援上映の“前”に舞台挨拶を行うメリットをひしひしと感じました。応援上映が前提じゃない作品で初めて開催するときは全部この形式になればいいと思う。マジで。
「このシーンで何か言いたいよね」という話をキャストの皆さんがしてくださったおかげで、自然と掛け声の擦り合わせが行われていたように思います。(レポにもあった、謝る六は に合わせて「申し訳ありません!」と叫ぶタイミングとかね)
応援上映初心者だと、「発声OKとはいえ何を言えばいいかわからん!」ってなりがち。なので、上映直前にキャストの方から「ここ何か言いたいよね」と提案があるのは嬉しいよね。応援上映自体には慣れているものの、忍たま初参戦の私としてもやりやすくてありがたかったです。
キャストの皆さんへの印象
一龍斎さん、終始可愛かったです。話し声からしてしんベヱの声なんですね。初期の忍たまを見てても声が全然変わっていなくて、ベテランの声優さんってすごいな〜と小並な感想を抱きました。
忍たまの舞台挨拶を見に来て何?って感じなんですけど、高山さんの話し声がめちゃくちゃ江戸川コナン寄りでびっくりしました。コナンと声優が同じことは知っていましたし、声を聞けばわかるものですが、話し声もあの声色なんですね。でも、大人になってから改めて忍たまに触れて、乱太郎の声を聞いてみると、乱太郎の声色ってかなりふわふわでかわいい寄りなんだな〜と思いました。声優さんによる演じ分けって楽しい。
鈴木さん、話し声が高めなことに少し驚きました。まほやくのスノウ(青年)に近い声色だな〜と感じたのですが、てっきりスノウの声はあえて高め&可愛めに作ったものなのかなって思っていたので。食満先輩の低めの声は地声じゃないんですね……でも、食満先輩の声もよく聞いてると、地声が高い人があえて低めに話している感じがあることに最近気づきました。ちなみに、私がこれまでいちばんよく聞いてたCV鈴木千尋はプリパラのクマです。
置鮎さん、私が子どもの頃によく見ていたアニメ(テニプリ、マイメロ等)に出演されていたため、声を聞くと謎の懐かしさを覚えます。こうして人前でお話する機会に(中継ではありますが)立ち会えたのが初めてだったので、「おお……実在してる!」って感動しました(?)。CV置鮎というと低めで落ち着きのある青年ボイスのイメージがありますが、伊作先輩の声はそのなかでもふわっとしてて、声の低さから来る威圧感が全くないのがすごいなーって思います。
応援レポート
ここからは応援レポです。聞こえてきた・見かけた内容と、自分がやったことを両方書いていきます。概ね、Twitter等で見かけた前回のレポとあまり変わらなかったように思います。それに加え、舞台挨拶でキャストさんが言及された掛け声が聞こえてきました。
声援&コールまとめ
本編前
映画泥棒と映倫で「もうするなよ!」「映倫ありがとー!」が口をついて出てきました。他にやってる人もそこそこいた気がするけど近くの席では自分が口火を切りました。これを言う人はだいたいキンプリエリートです。うちの村の者がお邪魔してます。企業コールは他作品でもお約束になりつつあると思うのですが、忍たまでも健在でした。
名前コール
キャラが登場すると名前を叫びます。序盤、後ろ姿がチラッと映っただけの五年生や三年生、タソガレドキ忍者の名前まで聞こえてきて、忍たまファンの愛を感じました。笑ったのは山田先生が映る度に聞こえてくる「父上ー!」の声。野生の利吉さんがいる……!ってじわじわきた。あと、ヘムヘムが出てくる度に\ ヘムヘムー! /って声が上がる。みんなヘムヘム好きだね。
オタクの鳴き声は健康に良い
それから、上級生やプロ忍の皆さんのかっこいいシーンがあると近くの席からひっそりと「きゃ〜♡」「メロい……」等のオタクの鳴き声……いや、恋する乙女のため息が聞こえてきてほっこりしてました。(おしゃべりはもちろんNGですが、これは歓声の一種だと思うので個人的には良いんじゃないかなと思ってます)
上級生は大人びているといっても14〜15歳くらいなので、本気でメロついてるオタクってどのくらいいるんだろ……って夢系のツイートや二次創作を見かける度に気になっていたのですが、ちゃんと“いる”んだな〜って感心しました。普段いる界隈だと、二次元といえど15歳に夢を見るには厳しい・後ろめたいとのご意見をよく見かけていたので……(話が逸れた)
印象的だったレス
団蔵の「そこのおっちゃん!」で「なーに?」って返事をしてる人がいて吹き出した。おっちゃんにアフレコするの草。タイミングと言い方に既視感があったので、もしかしたら同族なんじゃないかと疑っています。
そして、「痛いのと痛くないのどっちがいい?」がいちばんみんなの声がデカかったですね。私もここは力を入れてお返事しました。このために来たようなもんだし……でも、返答の内容自体は揃わなかった気がします。私は「痛いの!」って返したんだけど、たぶん「痛くないの!」派もいたと思う。きみは山田先生にどうしてほしい?好きな方を叫ぶんだ!
個人的に地蔵していたシーン
利吉さんの「お兄ちゃん、よかった」で歓声が上がるとレポで読んでいたとはいえ、本当に歓声が上がってて「マジでやるんだ」とちょっとびっくりしました。
この「お兄ちゃん」呼びを聞いて、利吉さんが土井先生に向ける湿度の高い感情を察してキャッキャしている私が、ここで歓声を上げたら変な文脈乗っちゃうじゃないですか(?)。それは避けたくてこのシーンは地蔵しておりました。
忍たま応援上映特有と感じた点
歌っていいよ!一緒に叫んでいいよ!ってアナウンスがあったので、セリフや歌に被せて応援するのもアリでした。これが普段私が応援上映に行ってる作品(キンプリやインド映画等)との明確な違いですね。
他、セリフへの被せが許可されてる作品だとプロメアがあります。(前説で必殺技名の練習がある)
また、字幕付きなので、最後の乱きりしんの訴えを一緒に叫びやすくて助かりました。セリフを暗記する必要がないだけでこんなにやりやすくなるのか……!と感動しました。好きな映画はセリフを暗記するほど通うこともあるため、応援上映もセリフを覚えてなくて困った記憶があんまりないのですが、みんながみんなそうじゃないからね……。
もちろん字幕は本来の目的であるバリアフリーの観点からも良い取り組みだと思うので、これを機に増えてくれると助かります。鑑賞の邪魔、という意見も見かけましたが、普段字幕で洋画を観ているオタクとしては、字幕の世界って奥深いんだぞ!字幕に注目して見るのも楽しいんだぞ!って言いたいです(何)。洋画の翻訳だと文字数の関係で意訳を行うことも多いのですが、『軍師』の字幕はセリフの書き起こしのため削ることができないなか、行を分けて見やすく配慮されていました。
あと、笑い声を我慢しなくていいのがめ〜っちゃありがたかったです。周りからもギャグシーンで笑い声が上がってて、和気あいあいと楽しめました。通常だと常に笑いを噛み殺してるからね。
ペンライト事情
私が行った劇場は前のペンライトが見えにくい箱でした。めっちゃサイリウムの海ー!って感じではなかったのが惜しかったです……。ただ、周りがあまり見えない箱だったからこそ、体が動くままにやってました。そしたらなんかペンラの動きを連番した友達や同じ列の人が合わせてくれました。ありがとうございます。
ペンライトは4本持ち込み、シーンに合わせて2〜3本点灯。色は彼岸花のシーンだけ赤、それ以外は各学年&組織のカラー。

画像の左側から順によく使いました。
水色(ー年生)、白(天鬼・土井先生・その他教師やプロ忍等)、緑(六年生)、オレンジ(タソガレドキ)、赤(ドクタケ・彼岸花)、紫(五年生)。
色の設定はデフォルトのものが1本、別作品のために調整したものが3本。使う色は少なめだったので、忍たま用に調整しなくても十分戦えました。なお、使用したのはシンプルなキンブレです。そのままだと眩しいので、ライトの部分に白い紙やマステを付けて減光処理済み。

作ったペンラ文字
主に作ったペンラ文字は画像の通り。簡単なものだけやってみました。
そもそもキンブレで文字を作る文化自体がキンプリシリーズくらい(それもキンドラから急速に発達)と言われていますが、とくに禁止されているわけでもないし、手元でそっとやるぶんには迷惑になるようなものでもないので、忍たまでも挑戦してみました。
忍たまの応援上映は初めてでしたが、事前にレポを読んでいたことと、キンドラで経験値を積んだことで、我ながら驚くほど自然に体が動いてびっくりです……。

ペンラ芸いろいろ
アクションシーンをペンライトで再現するのに挑戦。竹林にて天鬼の刀を鉄双節棍で受け止めるやつはできた気がします。動きが激しい&複数人でのバトルなので、完全再現は難しく、ただそのまま振っている時間の方が長かったです。足止め組VS雑渡も同じく。
俵の絡繰を転がして脱出するシーンを、横に持ったペンラ2本をぐるぐる回して表現。これやってたら隣にいた友人や同じ列の人が合わせてくれました。もしかしたらすでにセオリーになってるかもしれないので自分が考案したかというと微妙。ただ体が勝手に動いていたシーンのひとつです。
Twitterの応援レポで見かけた、雑渡さんの殺気に合わせて横持ちしたペンラをシュバババと動かすものもやってみました。疲れるので、普通に該当シーンの間だけ横持ちで静止しても良いかも。
EDは推しの色で振ってる人が多かった印象です。私は流れていくミニキャラに合わせて色を変えてました。
反省点としては、ドクタケが土井先生を担いでる様子をペンラで表現したかったこと。鑑賞中に思いつかず、該当シーンが過ぎてから気づいてちょっと後悔しました。次はやってみようと思います。
ソングシーンいろいろ
軍師初見時から「応援上映でやってみたい」と思ってたドクタケの洗脳ソングについては自然と体が動いていました。キンプリ&インド映画で育ってきた応援上映オタクにソングシーンはボーナスタイムですからね。ドクタケの洗脳ソングも案の定楽しすぎた。八宝斎のブレイクダンスでペンラをギュルギュル回したり、「愛」のところでハートを作る八宝斎に合わせてペンラでハートを描いたり。
あと、勇気100%でPPPHができることに気づき、ペンライトでリズムを取ってました。
PPPHの存在をキンドラ(ドLOVE)で初めて知ったんだけど、リズムがよくわからず必死に検索をかけた記憶。勇気100%のBメロのリズムって言ってくれたらすぐわかったのに……。
全国で再び応援上映の開催が決定!
3/13 19:00の回は全国の劇場で応援上映回となることが告知されました。
私もチケットを取りました!かなり埋まりが良さそうで楽しみです。興味のある方はぜひ。